上司な彼とルームシェア
デートです。
「あー!」
「うわっ、何?!」

ガバっと飛び起きた由紀恵の声に、俊哉も飛び起きた。

「も~っ、10時過ぎてる!!」
と由紀恵赤い顔で俊哉を睨み付ける。

「…すみません。暴走しました」

そう。昨日はなかなか寝かせてもらえなかった。

「でも、あんなに由紀恵が…ぐふ」
慌てて枕を俊哉に押し付けた。

「もう、またお預けにされたい?」
と俊哉をもうひと睨みすると

「由紀恵の方が欲しくなるんじゃないの?」
と意地悪い笑みを浮かべながら俊哉が言ってきた。

「なっ、何言って…わぁ」
と俊哉に組み敷かれた。

「あっ…やぁ……だめっ…もう水族館行くんでしょ?!」

「流されろよ~」
「駄目!最近デート出来てないんだからっ」

「しゃーねぇな、着替えるか」と自室へ戻って行った。
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