上司な彼とルームシェア
溢れる本音、本能
歯磨きを終え部屋に入り、ベッドで膝を抱えて寂しい想いでいっぱいになり、泣きそうになった。
(駄目だ、今泣いたら明日のデートに腫れぼったい顔で行くことになる)
と気分転換に台所に水を取りに行こうとドアを開けた。
すると、ドア前に俊哉が立っていた。
どうしたの?と声を発する前に唇を塞がれた。
急な出来事に後ずさるが、距離は詰められたままベッドへと倒れ込む。
すると、少し冷たい手が脇腹を霞め、胸にたどり着く。
俊哉から求められる嬉しさで、さっき緩んだ涙腺から雫がこぼれた。
その時、ピタリと俊哉の動きが止まり、体を離した俊哉に涙を優しく拭われた。
さらに離れようとする俊哉にはっとした由紀恵は、
「違うのっ、そうじゃないの!」としがみついた。そして、そのまま続けた。
「嫌で泣いてるんじゃなくて!その…あの……嬉しかったの…」と尻窄みになったが、俊哉へは伝わったようだ。
「そっか。でもがっついた、わりぃ」と優しく抱き締めてくれる。
彼の腕の中で首を振る。
「じゃあ、由紀恵の全部、貰っていい?」
と耳許で囁かれた。由紀恵は身悶えながらも、首をコクコクと縦に動かした。
そして、互いに求め合い、指を絡め、汗ばんだ体を寄せ合い、深い眠りについた。
(駄目だ、今泣いたら明日のデートに腫れぼったい顔で行くことになる)
と気分転換に台所に水を取りに行こうとドアを開けた。
すると、ドア前に俊哉が立っていた。
どうしたの?と声を発する前に唇を塞がれた。
急な出来事に後ずさるが、距離は詰められたままベッドへと倒れ込む。
すると、少し冷たい手が脇腹を霞め、胸にたどり着く。
俊哉から求められる嬉しさで、さっき緩んだ涙腺から雫がこぼれた。
その時、ピタリと俊哉の動きが止まり、体を離した俊哉に涙を優しく拭われた。
さらに離れようとする俊哉にはっとした由紀恵は、
「違うのっ、そうじゃないの!」としがみついた。そして、そのまま続けた。
「嫌で泣いてるんじゃなくて!その…あの……嬉しかったの…」と尻窄みになったが、俊哉へは伝わったようだ。
「そっか。でもがっついた、わりぃ」と優しく抱き締めてくれる。
彼の腕の中で首を振る。
「じゃあ、由紀恵の全部、貰っていい?」
と耳許で囁かれた。由紀恵は身悶えながらも、首をコクコクと縦に動かした。
そして、互いに求め合い、指を絡め、汗ばんだ体を寄せ合い、深い眠りについた。