常務の愛娘の「田中さん」を探せ!
「ど、ど、ど……どうしたっ!?」
急変した亜湖にびっくりした大地が、尋ねる。
「ど、ど、ど……どうしようっ!?」
亜湖はみるみるうちに真っ青な顔になって、過呼吸状態のパニック寸前だ。
「落ち着け、亜湖」
大地は亜湖を抱き寄せ、右手で髪を撫でて、左手で背中をさすった。
「だ…だ…だってぇ……」
大地の腕の中の亜湖は半泣きだ。
「……うちに『報告』するの、忘れてたっ!
朝まで帰らないなんてことがあったらっ、警察に『捜索願』出される……っ!!」