ダ・ル・マ・3・が・コ・ロ・シ・タ(上) 【完】



メッセージのタイトルは


【死の復讐ゲーム】


と、実に気味が悪い。

「あのデブ、ふざけてんのか!」

怒り心頭の直哉。

「これ、見たことある……」

美佐子は戸惑いながらも興奮ぎみ。

他は大半がせせら笑う中、無表情な男がひとり。

「ゲン太は届いてないのか?」

「……あぁ」

「うちも届いてないよ!」

「アカネも?」

何故、ふたりにはメッセージが送られていないのか。

よく考えてみると、答えは簡単だった。

「見つけだして、またプールに突き落としてやる!」

直哉に、

「「ハハハッ――」」

はるかと美佐子。

「あの時はたしかにウケた! しかも、アレの日でさ」

山口と、

「俺も、アイツの筆箱を屋上から投げたな~」

亮平。

「「…………」」

僕と彩矢香に、康文。

大貫からの友達申請を承認した8人だけに送られている。



 
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