ダ・ル・マ・3・が・コ・ロ・シ・タ(下) 【結】
伊達磨理子はたしか、大阪で事件の被害者となり、同じく大阪で亡くなった。
ま、僕らとは何の関係も無い。
『呪いを終わらせる方法がわかったよ。これからミサコに会って、それを確かめる』
『ホンマか⁉ 朗報やん!』
『あぁ! で、さ……』
僕は玄にも訊いてみた。
どうして、大貫の友達申請を拒んだのか。
『それは……アレや。罪悪感っちゅうやつやな』
なるほど。彼も茜と同じか。
と、思った矢先。
『大貫がいじめられるようになったきっかけは、ナオヤでもヤスでもあらへん。オレや』
『え⁉』
康文がクラス内のいじめのきっかけで、直哉は学年だったはず。
僕はそう認識していたが、悪意の年表が覆された。
『オレが、ヤスと大貫が同いな中学やと気付いたんよ。それを言わんかったら、いじめが始まることもなかったかもしれへん』
明るみになった過去の事実。
しかし、口をあんぐり開けて驚くことでもないのも事実。
『で、今日は何してた?』
『なんやねん、いきなし!』
玄はあれから実家に帰り、ずっと勉強をしていたらしい。
国家試験一種なら、いくら国内トップクラスの大学に通う彼でも石橋を叩いて渡るのだろう。
『せや、20日の夜にはあっちに帰るさかい、もいっぺん呑もうや!』
そのお誘いに、愛想笑いと社交辞令の返事をし、和やかなムードで通話を終えた。
僕はグラスに残っていた飲み物を一気に飲み干し、疲れた喉を潤す。
話した限りで今のところ、玄もシロだ。
一瞬、こんなことをして意味があるのかと思ったが、せめてもうひとりの怪しい人物までと、携帯を再び手に取る。