鉄仮面女史の微笑みと涙
ふふっと笑って夫にすり寄った
「何だよ」
「幸せだなぁと思って」
「何を今更」
「たまに考えるの。もし透吾に出会わなかったら、私はどうなってたんだろうって」
「海青?」
「私はまだ離婚できなくて、前の夫に支配されて、無気力に生きてるんだろうなって考えたら、なんか怖くて……」
「海青……」
夫が抱きしめる腕に力を込める
「でも今は、こうして透吾が居るのが当たり前で、透吾が居ない人生なんか考えられなくて……」
「俺も海青が居ない人生なんて考えられない」
「透吾と出会えて良かったなぁって、幸せだなぁって……」
「そうだな。幸せだな」
「ありがとう、透吾。これからもよろしくね」
「こちらこそ。奥さん」
そしてまた幸せな快楽に飲まれていく
本当に夫に出会わなければ、私はまだ鉄仮面を被っていただろう
どこにも逃げ場がなく、絶望の中で生きていたんだろう
でも夫に出会って、私の人生に光が差し、愛される幸せ知った
「透吾、愛してる」
「俺も、愛してるよ」
いつまでもあなたと幸せでありますように
これから、ずっと……
〜〜完〜〜
「何だよ」
「幸せだなぁと思って」
「何を今更」
「たまに考えるの。もし透吾に出会わなかったら、私はどうなってたんだろうって」
「海青?」
「私はまだ離婚できなくて、前の夫に支配されて、無気力に生きてるんだろうなって考えたら、なんか怖くて……」
「海青……」
夫が抱きしめる腕に力を込める
「でも今は、こうして透吾が居るのが当たり前で、透吾が居ない人生なんか考えられなくて……」
「俺も海青が居ない人生なんて考えられない」
「透吾と出会えて良かったなぁって、幸せだなぁって……」
「そうだな。幸せだな」
「ありがとう、透吾。これからもよろしくね」
「こちらこそ。奥さん」
そしてまた幸せな快楽に飲まれていく
本当に夫に出会わなければ、私はまだ鉄仮面を被っていただろう
どこにも逃げ場がなく、絶望の中で生きていたんだろう
でも夫に出会って、私の人生に光が差し、愛される幸せ知った
「透吾、愛してる」
「俺も、愛してるよ」
いつまでもあなたと幸せでありますように
これから、ずっと……
〜〜完〜〜