溺甘副社長にひとり占めされてます。

彼の真剣な言葉が、私の手の震えを止めていく。


「君が納得するまで、俺が美麗ちゃんを、何度でも、輝かせてあげるから」


そっと手を持ち上げられた。白濱副社長が私の手の甲にキスをした。

柔らかくて温かな唇の感触が、私の鼓動を高鳴らせていく。

頬を熱くさせながら、彼と見つめ合っていると、コンコンと、またドアがノックされた。

「失礼します」と女性がふたり入ってきた。そして、ドアのすぐ近くで足を止める。


「いかがなさいますか?」

「彼女をお願いするよ」


白濱副社長がにこやかに返事をすると、「かしこまりました」と彼女たちがこちらに向かって進み出した。


「美麗ちゃん。ふたりに手伝ってもらって」


片方の女性が大きめのメイクボックスを持っていることに気付き、私はまた不安になる。


「白濱副社長」

「大丈夫だから自信もって。今日も、この先も、俺についてきて」


それだけ言うと、彼は女性たちと入れ代わる様に、部屋から出て行った。


「あまり時間も有りませんし、着替えましょう。ドレスはこちらですね?」

「美麗さん、髪型の希望はございますか?」




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