嘘をつく唇に優しいキスを~諦めた恋が動き出すとき~
恋する胸の痛み
イベントを二週間後に控えた土曜日。
私は唯香ちゃんと、前から行きたかった韓国料理のお店へ晩ご飯を食べに行った。
名物のチースフォンデュダッカルビは想像以上の美味しさで、また来て食べたいと思うほどだった。
お酒も飲んだけど、このあとはバーへ行く予定なので一杯だけにしておいた。
食事のあとに唯香ちゃんの彼氏がオーナーをしている『ダークムーン』というバーへ行くことになっているからだ。
ひとりでバーに入る勇気がなくて、いつか予定が合えば一緒に行きたいと思っていた場所だった。
夕方に待ち合わせして食事したので、バーに着いたのはまだ少し早い時間だった。
唯香ちゃんは慣れた様子で扉を開ける。
カランとドアベルが鳴り、落ち着いた照明が店内を照らしていた。
静かにジャズが流れ、カウンターの奥の棚にはいろいろな種類のお酒のボトルが整然と並んでいる。
大人っぽい空間に、少しだけ緊張してしまう。
「こんばんは」
「いらっしゃい」
低くよく通る声で出迎えたのは、唯香ちゃんの彼氏だった。
切れ長の目に整っている顔立ちで、かなりの長身だ。
唯香ちゃんと並べば美男美女でお似合いだな、なんてぼんやりと思う。
その隣では、バーテンダーの男性がグラスを拭いている。
こちらに向かって軽く会釈し、元の作業へ戻った。
店内を見渡すと他にお客さんの姿はない。
いるのは、私と唯香ちゃんとその彼氏、バーテンダーの四人だ。
私は唯香ちゃんと、前から行きたかった韓国料理のお店へ晩ご飯を食べに行った。
名物のチースフォンデュダッカルビは想像以上の美味しさで、また来て食べたいと思うほどだった。
お酒も飲んだけど、このあとはバーへ行く予定なので一杯だけにしておいた。
食事のあとに唯香ちゃんの彼氏がオーナーをしている『ダークムーン』というバーへ行くことになっているからだ。
ひとりでバーに入る勇気がなくて、いつか予定が合えば一緒に行きたいと思っていた場所だった。
夕方に待ち合わせして食事したので、バーに着いたのはまだ少し早い時間だった。
唯香ちゃんは慣れた様子で扉を開ける。
カランとドアベルが鳴り、落ち着いた照明が店内を照らしていた。
静かにジャズが流れ、カウンターの奥の棚にはいろいろな種類のお酒のボトルが整然と並んでいる。
大人っぽい空間に、少しだけ緊張してしまう。
「こんばんは」
「いらっしゃい」
低くよく通る声で出迎えたのは、唯香ちゃんの彼氏だった。
切れ長の目に整っている顔立ちで、かなりの長身だ。
唯香ちゃんと並べば美男美女でお似合いだな、なんてぼんやりと思う。
その隣では、バーテンダーの男性がグラスを拭いている。
こちらに向かって軽く会釈し、元の作業へ戻った。
店内を見渡すと他にお客さんの姿はない。
いるのは、私と唯香ちゃんとその彼氏、バーテンダーの四人だ。