嘘をつく唇に優しいキスを~諦めた恋が動き出すとき~
次の日の日曜日、私はSNSで人気のカフェに来ていた。
駅から少し離れた裏通りにあるお洒落なカフェ。
入り口の黒板には『秋限定、渋皮栗のマロンパフェ、一日二十食限定』とチョークで書かれている。
店内に入り、案内された席でお目当てのマロンパフェを注文する。
まだ残っていてよかったと胸を撫で下ろしながら、店内をグルリと見まわす。
天井からガラスのペンダントライトが吊るされ、柔らかな琥珀色の光が店内を照らしている。
「伊織くんもパフェ注文するのかと思ってた」
一緒に来ていた岡崎伊織に声をかける。
彼は私のスイーツ友達だ。
伊織くんと知り合ったのは、パンケーキが美味しいと評判のカフェだった。
そのカフェでのお目当ては、期間限定、数量限定のフルーツパンケーキ。
開店前から並び、なんとか最後のひとつを注文できた私は安堵の息を吐いた。
ちょうどその日が販売終了日だったこともあり、最後のひとつをゲットできた嬉しさで気分は最高潮だった。
その直後、後ろにいた男性に声をかけられた。
もしかしてナンパ?
身構えながら振り向くと、そこにいたのは私と同じぐらいか、少し年上に見える男性だった。
シンプルなシャツにカーディガンを羽織っていて、清潔感のある優しい雰囲気の人。
『突然すみません。さっき注文したパンケーキ、写真だけでもいいので撮らせてもらえませんか?』
申し訳なさそうに頭を下げる男性に、私は拍子抜けしてしまった。
駅から少し離れた裏通りにあるお洒落なカフェ。
入り口の黒板には『秋限定、渋皮栗のマロンパフェ、一日二十食限定』とチョークで書かれている。
店内に入り、案内された席でお目当てのマロンパフェを注文する。
まだ残っていてよかったと胸を撫で下ろしながら、店内をグルリと見まわす。
天井からガラスのペンダントライトが吊るされ、柔らかな琥珀色の光が店内を照らしている。
「伊織くんもパフェ注文するのかと思ってた」
一緒に来ていた岡崎伊織に声をかける。
彼は私のスイーツ友達だ。
伊織くんと知り合ったのは、パンケーキが美味しいと評判のカフェだった。
そのカフェでのお目当ては、期間限定、数量限定のフルーツパンケーキ。
開店前から並び、なんとか最後のひとつを注文できた私は安堵の息を吐いた。
ちょうどその日が販売終了日だったこともあり、最後のひとつをゲットできた嬉しさで気分は最高潮だった。
その直後、後ろにいた男性に声をかけられた。
もしかしてナンパ?
身構えながら振り向くと、そこにいたのは私と同じぐらいか、少し年上に見える男性だった。
シンプルなシャツにカーディガンを羽織っていて、清潔感のある優しい雰囲気の人。
『突然すみません。さっき注文したパンケーキ、写真だけでもいいので撮らせてもらえませんか?』
申し訳なさそうに頭を下げる男性に、私は拍子抜けしてしまった。