嘘をつく唇に優しいキスを~諦めた恋が動き出すとき~
どうやら、彼もフルーツパンケーキがお目当てだったらしい。
でも、私が最後のひとつを注文してしまったから、せめて写真だけでも撮らせてほしいと思ったのだという。
ナンパかも、なんて自意識過剰な反応をした自分が本当に恥ずかしかった。
話を聞けば、彼も甘いものが大好きで、休日はあちこちのカフェを巡って写真を撮るのが趣味らしい。
そのまま相席することになったけど、初対面にもかかわらず、甘いものが好きという共通点ですぐに意気投合した。
パンケーキを食べ終えたあと、伊織くんは近くで買い物をしている奥さんと待ち合わせをしていた。
そこで初めて会ったのが、加奈子さんだった。
伊織くんは、待ち合わせの前に私と一緒にいることになった経緯を、メッセージで伝えていたらしい。
そのおかげか、加奈子さんは私を見ても嫌な顔ひとつせず、笑顔で接してくれた。
加奈子さんは伊織くんより年上で、穏やかで気さくな人だった。
私たちがスイーツの話で盛り上がったことを知ると、『伊織、甘いものが好きだから、よかったら今度、一緒に行ってあげて』と笑った。
加奈子さん自身は甘いものが苦手らしく、伊織くんと二人でスイーツ巡りをすることは滅多にないらしい。
加奈子さんの言葉をきっかけに、ひとりでスイーツ巡りをしていた私に、伊織くんというスイーツ友達ができた。
それどころか、私は加奈子さんとも二人で食事に行く間柄になった。
人生、どう転ぶか分からない。
でも、私が最後のひとつを注文してしまったから、せめて写真だけでも撮らせてほしいと思ったのだという。
ナンパかも、なんて自意識過剰な反応をした自分が本当に恥ずかしかった。
話を聞けば、彼も甘いものが大好きで、休日はあちこちのカフェを巡って写真を撮るのが趣味らしい。
そのまま相席することになったけど、初対面にもかかわらず、甘いものが好きという共通点ですぐに意気投合した。
パンケーキを食べ終えたあと、伊織くんは近くで買い物をしている奥さんと待ち合わせをしていた。
そこで初めて会ったのが、加奈子さんだった。
伊織くんは、待ち合わせの前に私と一緒にいることになった経緯を、メッセージで伝えていたらしい。
そのおかげか、加奈子さんは私を見ても嫌な顔ひとつせず、笑顔で接してくれた。
加奈子さんは伊織くんより年上で、穏やかで気さくな人だった。
私たちがスイーツの話で盛り上がったことを知ると、『伊織、甘いものが好きだから、よかったら今度、一緒に行ってあげて』と笑った。
加奈子さん自身は甘いものが苦手らしく、伊織くんと二人でスイーツ巡りをすることは滅多にないらしい。
加奈子さんの言葉をきっかけに、ひとりでスイーツ巡りをしていた私に、伊織くんというスイーツ友達ができた。
それどころか、私は加奈子さんとも二人で食事に行く間柄になった。
人生、どう転ぶか分からない。