好きになった子は陰陽師になった。ーさくらの血契2ー【完】
「言ってないけど。梨実とそう話すほどの仲でもないし」
「そうか――
「でも真紅軽油では聞いてるかもな」
「盲点! お、お嬢さんから流れてる可能性あるのか……」
安堵した澪が再び突き落とされた。
「なんだ? じじいの命令だったんだから真紅は知っても問題ないだろ」
「海雨ちゃんに知られてたら最悪ってことだよ! 野郎が野郎に血ぃあげてたって相当気味悪い関係だよ!」
「お前の血は不味いからもう飲みたくねえぞ」
「てめえがもう吸血鬼じゃねえだろ! うわーやっちまったー……お嬢さん、海雨ちゃんに隠し事したくないみたいだから、絶対知られてる……」
そうだろうな。
とは思った黎だけど、澪が珍しく本気で落ち込んでいるので言わないで置いた。
「お前、ガチで梨実に気ぃあるんだな」