私の物語2(仮) ~現在 社会人編~

やる事がなくならないように渡された仕事を早く仕上げるもの以外は ゆっくりやっていた

けれどゆっくりやっていても長い時間は もたない

社長も いつも近くを歩いていたり よく鉢合わせするので 怖かったし 話もあまりできなかった

仕事をしていない私を見て怒っているんだと思っていた

社長とも同じ部屋で 沈黙もよくあったし やる事も話す事もなく 気まづかった

話せる時間やタイミングはあったのに話す勇気が なかった

相当嫌われていただろう

私は朝八時半~五時までの時間帯で働いていた

ほぼやる事なく時間も中々経たず 部屋に閉じ込められているような感覚だった

社員ではないので お客さんと接する事も お金を扱う事もなかった

毎日用がない限り あの部屋に 閉じ込められていた

そんな事から社長から時間を短くされて九時~四時までになった

それでもまだ会社を辞めさせられずに会社に 私を 置いてもらえた事が 嬉しかった

この会社に長くは いられないような気もしていた

この会社に 入ってから仲良くなれる人が 一人もいなかった

一人でいる事が 多かったので 他の人と話すことがなかった

同じ休憩室の人とは お昼にならないと話ができない

十人ぐらいの正社員の人達が 交代でお昼を 食べにくる

何もしていない私が ずっと休憩室にいるのは苦痛だった

休憩室は 狭く座る椅子が 4個しかなくて そこにいるのも 居づらくだからと言って他にいられる場所もなくウロウロして 他の人に目を付けられるのも怖かった

この会社にいるが とても居づらかった

皆仲良いのに 私だけが とけこめない 仕事の話も わからない 私だけが 孤独だった

せっかく仲良くなれても 転勤が多く 若い人もいなくなった

こんな事が 一年間続いた

働いてほとんど何もしていなかった私は それでいいのか?とずっと思い考えていた

居づらさは消えなかった

辞めたい辞めたいと思っていたけれど 紹介されて就いた仕事だったし これから先 仕事を辞めてどうするの?と考え 何より辞めますと言う勇気が なかった

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