私の物語2(仮) ~現在 社会人編~

次の日には 沢山の人が 家に来た

朝から夜までいる人までいた

初めて死んだ人の着替えを 近くで見た

死んだ人は 化粧をするんだと思ったし 手足が すぐに固くなるんだと知った

体も黄色くなっていた

気持ち悪さがあった

途中で 気分が悪くなったが 狭い部屋の為 身動き取れず最後まで我慢していた

ぐるぐると祖父が 回され着替えさせられてるのを 見て次は 自分の番なのかなと心の中で 思っていた

火葬場は すごく冷たい場所だと思った

冬だからなのではなく 怖いと思うぐらい嫌な所だった

祖父は エレベーターみたいな扉に入り 焼かれた

この中には 入りたくないと思いながら ここに住んでいる以上 いつかこの中に入って焼かれる日が来るんだとやっぱり次は 私の番かなと思った

人が死ぬという事は 身内にとって揉め事があるのだと知った
< 55 / 130 >

この作品をシェア

pagetop