私の物語2(仮) ~現在 社会人編~

家に帰ると即お風呂に入れ この子の為に ダンボールで家を作り トイレを覚えさせた

次の日 病院に連れて行き害虫検査や注射をしてもらい問題なしだったので 安心した

手のひらくらいサイズだったので 小さいのかと思っていたが ご飯ももらえてなかったのか 大体三ヶ月くらいで 異常な小ささだった

この子の名前を 決めるのに悩んだ

ももとつける気 満々だったが 違う名前の方が いいと言われ迷った末ララにする事にした

ももがいなくなってから心にポッカリ穴が空いて死にたい程 辛く一緒に連れて行ってほしいと思っていたけれど守るべきものができた

生きる目的がなくなってしまった自分

今度は この子の為に生きようと心に決めた

ももの生まれ変わりには もう少し待ってもらおうと思った

ララをもらった次の日は 猛吹雪で あの時もらっていなかったらきっと死んでいただろうと思った

私の判断は 間違えていないと思った

父も猫好きで いつも猫の取り合いになるので 最初の約束で 猫は 二匹飼うと決めていた

決めると言うか猫を 二匹飼うのは 私にとって夢だった






< 86 / 130 >

この作品をシェア

pagetop