狂愛彼氏
結局、私が家を出たのは12時過ぎの事だった。
「遥」
「…………」
「悪かったって」
「………」
そんなに謝っても簡単には許してあげないんだからっ。
プイッとそっぽを向けば、溜め息が聞こえてくる。
私は悪くないもの。
まさか、午後から学校に行くなんて思ってもいなかったし、ズキズキ痛む腰なんか悲しくって涙が出てきそう。
いつもより足の速度を遅くしながら学校につくのは何時になるやら。
「…………分かった」
「………」
「今日は好きなやつ何でも頼んで良い」
ピクリと耳が動いた。
チラッと疾風を見れば、申し訳なさそうにしつつの勝ち誇ったような顔。
(反省してない………)
「高いのでも何店舗のでも好きなだけ食べ放題だ」