狂愛彼氏

懐かしの遊園地に、私は体が疼く。


『きゃ――――――』


(興奮するわ……)


絶叫マシンから聞こえる人の叫び声に私は、体震える。
恐怖からではなく、歓喜によるものだ。


「最初何乗る?」


優さんの問いかけに愛麗は、勿論ジェットコースターと答える。


「ジェットコースター好き?」

「修学旅行の時は制覇したよね、遥」

「そうだね」

「へぇ……意外」


じゃあ、ジェットコースターに行こうかと優さんは愛麗と並んで歩き出す。


すると、必然的に私は、疾風と並ぶことになる。
チラッと様子を覗き見たら、不機嫌な顔。


(せっかくの遊園地なのに、)


なんでこんなに神経つかわなきゃいけないのかな?


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