狂愛彼氏
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「………大丈夫か?」
心配そうに、疾風が背中を撫でてくれる。
「だ、大丈夫……びっくりしただけ…」
疾風の言葉に動揺して、ジェットコースターだと言うことを一瞬忘れてしまった。
心の準備をしていなかったので、いきなりの急降下に心臓が飛び出るかと思った。
「遥ダウンしたの?」
「大丈夫?」
「平気」
労ってくれる愛麗と優さんにお礼を言って私は呼吸を整えた。
よし、もう大丈夫っ
「次は何に乗るの?」
「お前は無理だろ」
「大丈夫!」
ニッコリと疾風に笑みを向け、大丈夫をアピールすると、疾風はやれやれと呆れたように私の頭を撫でて、無理するなよ、と言ってくれた。
「あたし次はあれがいいわっ」
「うん、行こう!」
それから、私達は半分程絶叫マシンを制覇した。