狂愛彼氏
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「絶品……!!」
口の中に入ったケーキは、とても美味しくて、頬が緩みっぱなし。
今回は甘さ控えめのケーキを買ったらしく、隣で食べながら疾風はクスリと笑う。
「美味いか?」
「凄く!」
「よかったな」
大きく頷いて、私はケーキを食べる。
今まで食べた中でダントツ1位だ。
あっという間に食べ終わり、それから二人して特に何をすることもなく、のんびりとしていた。
この空間は、嫌いではなかった。
「遥」
「?」
「明日は、朝迎えに来れないから」
授業が入ったと疾風は言う。
当たり前のように迎えに来てもらっていたけれど、疾風も学生だから勉強しなければならない。
大変だろうと思う。