狂愛彼氏
「どうしたの?」
「ふふっ、ついに遥にも春が来たのね」
ニコニコニコニコ。
自分の事のように喜んでいる愛麗。
「春って程じゃ……」
「毎日、疾風さんといるじゃん」
「それは、疾風が……」
あたしは、別に好きで一緒にいる訳じゃないもの。
そう言うと、愛麗はキョトンとした。
「え?疾風さんに拒否反応とか出てないんでしょ?」
「なんで?」
「あたしも優に出なかったから」
今まで、色んな人と付き合ってきたけどやっぱり拒否反応が出て長く続かなかった。それが多すぎて周りには遊び人とか言われていたけれど。
「そうなんだ」
「遥は?」
「そういえば……出てない」
確かに、初めてあった日に触れられても全く何も起きなかった。
「良かった!」
じゃあ、大丈夫だね!と愛麗は両手を合わせる。