狂愛彼氏


そうだ、愛麗は知っているのだろうか。


「愛麗」

「ん?」

「愛麗は知ってるの?」


何を?と愛麗は首を傾ける。


「優さんの事」


あぁ、と愛麗は頷く。


「最初は分からなかったけどね」


優が、言ってくれた。
ニッコリと愛麗は笑う。


「可笑しいよね、まさか、助けてくれた人が、自分達を探してたって」


なんか、運命感じるわ。


(運命……か…)


私と疾風が再会したのは運命か……。


少し、光が見えたような気がした。





1日、いつも以上にメールが多かったような気がする。


授業中も、休み時間も、何をしているとか誰と話してるとか………お父さんみたいだなと思ってしまった。


そんなこと本人の前では口が裂けても言えないけれど。


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