狂愛彼氏


(え………)


どうしよう、一緒にいったら疾風と会わないかな………


疾風、機嫌悪くならないといいけど。


愛麗といるだけで何故か疾風は不機嫌になってしまうのだ。
それを宥めるのが大変だったから、なるべく機嫌悪くしたくないんだけど。


これは、祈るしかない。


「ね、ねぇ遥ちゃん」

「なに?」


興奮したように真菜が私の腕を引く。
真菜を見ると、その頬は僅かに赤く染まっている。


「あの人、かっこよくない?」


こそこそと耳打ちしてくる。
あの人?と真菜の視線の先を見て、私は固まる。


「ほら、あの人っ」


あの白金の!―――――って疾風!


「………」

「ね?かっこいいっ」


目を輝かせて疾風を見つめる真菜。


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