君だけをずっと
確かにそうあった。


私が、ずっと会いたかったこうちゃん。

いきなりいなくなって
そして

彼は、ここにいる。

その事実に驚いて、心臓が破裂しそうで、私は思わず口を押えた。


でも彼は、
宮澤くんの親友。

私のことを大切にしてくれる宮澤くんに知られちゃいけない
って、その時思ってしまった。


だけど
こうちゃんに私のことを覚えているか聞きたい。
いなくなって寂しかったんだよ、って伝えたい。
そう思う私もいた。


どうしたら
いいんだろう・・・・・


思いが交錯して、気が付いたら涙が出ていた。

涙を隠しながら、なかったことのようにして写真を段ボールに戻す。


「こら!!那美!!じっとしてないで手を動かしなさい!!」

知恵に怒られた。

「は? 何? 泣いてんの?」


(・・知恵にばれたら大変だ・・)


「いや・・泣いてないよ!埃が目に入ってね・・すっごく痛いの。」

ごまかしながら、目をこする。

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