私の恋した誘拐犯【完】
たまには私もからかってやろうと、ニタッと笑って言えば、
「ば、ちが…焦ってるとかそういうのじゃ…」
意外と純粋なたくちゃんが垣間見えた。
「なに考えてんだか、たくちゃんは」
「はぁ?」
ふふっと笑う私を見てたくちゃんは「やれやれ」と笑う。
窓から見えた雲は、形を変えずゆっくりと動いていた。
_____________
「お、お邪魔しま〜す…」
たくちゃんの部屋は思ってたより綺麗で拍子抜け。
(こんなこと言ったら怒られるだろうけど…)
「ば、ちが…焦ってるとかそういうのじゃ…」
意外と純粋なたくちゃんが垣間見えた。
「なに考えてんだか、たくちゃんは」
「はぁ?」
ふふっと笑う私を見てたくちゃんは「やれやれ」と笑う。
窓から見えた雲は、形を変えずゆっくりと動いていた。
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「お、お邪魔しま〜す…」
たくちゃんの部屋は思ってたより綺麗で拍子抜け。
(こんなこと言ったら怒られるだろうけど…)