私の恋した誘拐犯【完】
失う怖さがない人なんていない。



それでも何かの変化を求めて、



「俺は知ってるから。…お前がどれだけあいつに本気なのかってことくらい」



何かが変わる瞬間を願って、



きっとみんな前に進む。



「たくちゃん…」



「俺だって勇気出したんだ。次は千織の番」



もし私がたくちゃんだったら、こんなにも本気で好きだった人の背中を押せるだろうか。



洋くんが誰かを好きだとして、私はこんなにも一生懸命洋くんの力になってあげられるだろうか。
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