私の恋した誘拐犯【完】
「千織の……」



自分で何を言おうとしてるのか分からなかった。



「千織の幸せは、千織が決めることです」



こんなこと言ったら2人のハッピーエンドになってしまう。



「あなたは千織の幸せを奪うかもしれない。でも……」



俺は自ら穴を掘り



「その以上にあなたは、千織に幸せを与えてやることができます」



その穴に埋もれていく。



「与えてやってくださいあいつに」



止まらない。
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