きら★きら
「咲楽、やっぱり俺、今日だけは休みもらうからさ。ちゃんと仕事して、早く帰ってこいよ。な?」
 名護がそう言うと、咲楽は嬉しそうに笑った。
「約束だよ、まぁくん。俺、急いで帰ってくるから」
 そんな二人の様子を見て、秀海は舌打ちする。
 こうやって周りが甘やかすから、ろくでもないタレントに育つんだ。
 秀海はさっさと二人に背を向けて、車へ戻ることにした。そうしないと、咲楽を傷つけてしまう気がした。
 あんな奴でも、大事な大事なタレント様。商品なのだから。
 そんな秀海の袖を、名護が引っ張った。
「星河さんですよね?星河秀海さん」
「だから?」
「星河さんがSTARTSにいた頃、ほんの少しだけ、バックつとめたことあるんです」
「それだけ?」
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