護衛の私と主人の君と
あぁ。



………。



「結愛、私はただの護衛。雪には、雪のお父さんが考えてる婚約者が、居るんだ」



結愛「えっ」



「だから、私は本当は、雪を好きになってはいけなかったんだ」



そう。



護衛を始める前に、何となく聞いた事。



今になって、聞いていた事に救われた。



と同時に、どん底に落とされた気分でもあるけど………。



とにかく、知ってて正解だった。



恋がもしも、もしも実ってしまったら、ダメだから。



と、



結愛「そんなの、そんなの気持ちの方が大事だよ!」



と言った結愛。



言ったというか、叫んだ結愛。



結愛「婚約者何て、ただの結婚の約束した相手でしょ!?破棄出来るんでしょ!?」



「結愛」


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