護衛の私と主人の君と
でも、もしかしたら、その僕を狙ってる連中が捕まれば、雫が僕に就く必要も無くなって、



会えなく、なるのかな。



それに、もしも父さんが決めた婚約が、我が家にとって大事な婚約だったとしたら。



………あー、辞めよ辞めよ。



僕と雫は両想い。



兄さんだって居るし、多分大丈夫。



いや、大丈夫。



僕は、絶対に雫を取る。



どんな選択肢でも。



雫と、一緒に居る事を。



そう思いながら、雫に凭れて僕も眠った。



雪side end
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