護衛の私と主人の君と
とにかく私は、弥生から雪様をこちらに引き寄せる。



弥生「あっ」



雪「ありがとう(ニコッ)」



と、天使の微笑みのを、私に向けた雪様。



………多分、雪様はこういう笑顔が自然に出来るんだな。



うん、自然に出来るから、誰にでも見せて誤解されるんだな。



自分を好きかもしれないって。



………罪な男って、こういう事を言うんだろうか。



と思っていると、



弥生「だぁれ?貴女」



と聞いてきた弥生。



いつの間にか、ケバ女もリーダー女も、教室に向かったのか居なくなっていた。



と、



雪「僕の護衛の、香月雫さん」



と答えた雪様。



弥生「へぇー。よろしくね」



と手を出してきたが、



「よろしくするかは分かりません(ニコッ)」



と言っておいた。


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