小さな奇跡。
隼人side


あのあと崩れるように倒れた凛を抱えてとりあいず俺んちにみんなで集合…



こいつが寝てる間に…蹴りはついた…
岡本には…ちゃんと俺の気持ちを伝えたし…あとは…これから2人がどーするか…だ…



のはずだったのに…






「あのさ?
で?隼人はどーすんの?」


「は?何を?」


「凛ちゃんのこと好きなんでしょ?」


「そ…それを言うなよ!」


「でも…あの時あんなこと言ったんだし…告白したの同然な気がするんだけど…」


「そ…その話はするな!」


「いーじゃん?凛ちゃんと 寝てんだし…あとは隼人の気持ち次第だと思うけどなー……」


「……。」


なんかみんなで俺と翔太の顔見てない?


「な…なんだよ!」



「ちょ…お前ら…後ろ…」



「…は?……ゲッ…」


振り返ると凛が泣きながら立ってた…


「どーした?」


これからこんなことを凛の口から聞くなんて思ってもなかった…



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