小さな奇跡。
「ちょっとストップ!」
「ほぇ?」
「それお前がいうわけ?」
「??」
「おい!なんでそんな言い方すんだよ!もう少しさ?言い方ってあるじゃん?」
「なんだよ!言い方って…あのままだと!」
「まぁ…じゃぁ続けて?」
なに?何が起きてんの?話を止められたと思ったら言い合いですか?あたしの時間返してよ!
「俺の初恋の相手は凛…お前だ…
今もそれは変わらない…芸能人だろうが一般人だろうが関係ない…
同じ人間…それにお前言ったよな?恋は止めれるものじゃないって…
止めれるものじゃない…どれだけ頑張っても無理!
俺はお前が好き…俺と付き合ってくれ…
俺のこれからのことなんて気にしなくていい…俺がこれからもこれまでも頑張って来れたのは凛…お前のおかげだ…俺はお前がいればそれでいい…」
「ほぇ?」
「なんだよ!その変な声は!」
「だって…だって…夢みたいなんだもん…
やっぱり頑張ってれば神様がお願い叶えてくれるんだね!」
そう!思い出した!
隼人くん!
あたしあの頃からあなたになにか引かれるものがあったのかもしれない…
だからテレビを見て惹きつけられたのかもしれない…
思い出したよ!
「おにぃちゃん!かっこいいよ!
おにぃちゃんが頑張ってるのは凛が1番知ってる!頑張ってね!あたしおにぃちゃんのファン1号だからね!」
「おい!そのセリフ!?」