小さな奇跡。
迫り来る壁。
隼人side




あれから結局。


「隼人!凛がごめんって言ってたよ?許してあげな?
凛にも色々あるんだって!」


「わかってるって!
でも、一人で悩んでも…」


「解決しないでしよ?」


「あぁ。」


「凛もわかってるよ?
でもね?凛は隼人の姿を見てきた、隼人みたいに頑張りたいんじゃないかな?
そっと見守ってあげればいいと思う。本当に辛くなったら頼ってくれる。」


「なーに!偉そうに!
まじむかつく」


「そーですかー?恋する乙女みたいな隼人くんに言われたくないでーす!」



「は?
誰が恋する乙女だ!」


「そうでしょ?恋してんじゃん?」



「は?俺が恋?なわけ…。」



「まぁ。
ゆっくり考えればいいと思うよ?お互いにね?」



て訳で、意味わかんねー名言みたいなこと残して帰りやがってちゃっかりお金まで持って帰りやがった。


俺が恋?



誰に?



アイツ何なんだよ。




まぁ。
仕事向かいますか!




よし!
桐山隼人、今日も1日頑張ります!



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