小さな奇跡。
凛side

何とも高そうなお店さすが金持ち…


怪しいそう心で思いながら

でも逃げちゃ隼人くんの身に危険がなんて思ってノコノコとついてきてしまった…馬鹿だあたし…


「ここ!ここ!
いいお店でしょ?奥の部屋なの!」

「そーなんですね?」


いや怪しすぎでしょ?


「よ!この子が今売れっ子の山田凛!
可愛いでしょー?」


はい?
誰?

「あっ!ごめんね?あたしの友達の和希!
凛ちゃんのファンなんだって!会いたい!って言ってたから呼んじゃったの。ごめんね…」


「いや…大丈夫です…
応援してくださってありがとうございますっ」


ほんとなのか、嘘なのかよく分からないけど…かりにもほんとだったら申し訳ないのであいさつを…


「もしもし?」

なになに?
このタイミングで電話に出んの?あなた…しかもぶりっ子声で?

「あっ!ママ?ごめーん!忘れてた…凛ちゃんと今遊んでるの!ちょっと待っててよー!え?ダメ!ねー?お願い…分かった。」




なになに?何が起きた!?



「ごめんね…ママが早く帰ってこいっていうの…せっかく凛ちゃんとご飯楽しみにしてなのに…」

「あつ!あたしは大丈夫だよ?
また今度行こうね?」

「お金ちゃんと払うから!
和希とご飯食べてあげて?凛ちゃんと会うの楽しみにしてたから!」


「あー。うん。分かった。じゃぁね?」


「ばいばーい!」



なんなんだよ!
うん。なんなんだろ?




ん?
なんか忘れてない!?






あー!男と二人っきり…。


ハメられたら…




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