先生。あなたはバカですか?【番外編SS集】〜君は今ここにいる〜
「宮原のその能天気な脳みそがあれば、空だって飛べそうだよね」
「うっっわ!それめちゃくちゃ悪口!!」
「ふ」
立ち上がると同時に、ギシッと音を鳴らすデスクチェアー。
「先生?」
目をぱちくりさせる宮原に、一歩一歩歩み寄っていく。
「先……っ」
────トン。
そっと窓に手をつくと、窓と俺の間に挟まれた宮原の顔がみるみる赤くなっていく。
耳も首も真っ赤。
普段積極的な宮原からは、想像出来ないほどしおらしい。
「ねぇ宮原。卒業式っていつだっけ?」
「さささささ、3月9日です……っ」
「じゃあさ、ホワイトデーにはもう、宮原は俺の生徒じゃないね」
「え……」
口元に不敵な笑みを浮かべてそう言うと、ポカンと間抜けな顔になる宮原。
もう我慢の限界。
「ぶはっ!!くっくっくっ……」
「え!?先生!?待って!?笑わないで!?今の…今のなんですかっ!?!?」
「み、宮原……酷い顔……」
「ちょ……先生!?今の…今のってなんだったんですか!?!?ねぇ!?!?」