不器用な悪女3

この人が言うことをいちいち間に受けていたら心臓が持たない。受け流すことにした。




「ほんとなのに」



そう口を尖らせると昨日のように手を繋いで来て学校へ行く道を歩き始めた。




「今日はバイクじゃないんですね」




「歩いた方が瑞姫と長く一緒にいられるでしょ」




「・・・そーですか。」




「バイクだったら瑞姫が抱きついてきて役得だったけどね」




陸さんが肩を揺らして笑うのが手を繋いでいる右手から伝わってくる。




この人はよく笑う人だ。
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