また内緒の話
都内の有名な街へと来た
前に都内に行った時は来那がナンパされたりしてたから今度は気をつけないと
「来那、絶対離すなよ?」
「なんでー?」
「いいから」
来那は俺の腕をしがみつくように歩く
ん?逆に歩きづらいけどまあいい
「これでいいの?」
「これしかないよ」
「?????」
来那は理解出来てないみたいだが
これでナンパされることはないだろう
都内となるとやっぱりチャラい人は必ずいる
今でも銀髪で短髪のツンツン頭の人が前を通る時に来那をガン見している
やめろよなーそういうの
とりあえず銀髪は通り過ぎたから良しとする
と思った時だった
来那の左肩からトントンと誰かが叩くのが見えた
来那と俺は振り返る
すると
さっきの銀髪が何やらニヤニヤして来那を見ていた
そして
「あれー??来那じゃん!!」