また内緒の話
仕事が終わる
俺は外で来那を待つ
すると店を出る来那が見えた
「来那!」
俺の目の前を通り過ぎる来那の名前を叫ぶ
止まらず自転車に乗ろうとするが
「待って!」
俺は無理矢理自転車のハンドルを持って止める
「なに?」
また冷たくあしらう来那
「話すだけでいいから
時間くれないか?」
そう言うと来那は自転車には乗らず押して歩いた
「話してくれる?」
「うん」
俺は少し喜びながらも付いていく
「飯は?家帰ればあるの?」
「大体あるよ」
「そっか、じゃあ近くの公園でいいから話そう」
「うん」