また内緒の話
来那も部屋に入る
来那は一つの紙を手にとって
「お風呂沸かすの久しぶりで忘れちゃったよ」
とメモを見ていた
普段からお兄さんが全部やってるのかな?
俺は聞いてみることにする
「いつもお兄さんがやってくれてるの?」
「大体やってくれてるよ」
「そうなんだ」
お兄さんはかなり大変だろうな
全部自分でやった上で来那を支えていくんだもんな
「ねえーりつ、着替えお兄ちゃんのでいい?」
来那が俺の顔を覗き込むようにして見る
あぁ、やっぱまん丸な目が可愛いな
なんて見てる場合じゃなかった
「え?むしろ逆にいいの??」
「うん、お兄ちゃんにはライン送ったから大丈夫だよ」
「じゃあそれなら借りちゃおうかな」
来那はお兄さんの部屋に行って
そのついでにお風呂も沸かしてくれて
着替えを持ってきてくれた
「さすがにパンツはやだよね?」
と来那は笑いながら言う
「まあ、そこは俺も気使わせて」
俺も笑いながら言う
来那の家のお風呂は沸くのが早いのか
沸いた時に鳴る音がした
とりあえずお風呂に向かう