溺甘スイートルーム~ホテル御曹司の独占愛~
教え子か……。中野さん若く見えるんだけど。


「あの、失礼ですが、中野さんはおいくつでいらっしゃるんですか?」

「私は三十七歳になります。大成さんとは六つ違います」

「そうだったんですね。もっとお若いとばかり思ってました」


見た目では大成さんのふたつ三つ上なだけに見えた。


「大成さんと一緒にいると、若返るんですよ」


彼はクスッと笑う。
それは楽しいということだろうか。


「大成さんは出会った頃は社長への反抗心丸出しで、トゲトゲしてたんです」


敵対心丸出しの大成さんの姿が目に浮かぶ。


「ですから、勉強の前に思いきり遊びました」


彼はその頃のことを思い出しているのか、柔らかい笑みを浮かべている。


「遊んで大丈夫だったんですか?」

「はい。もともとポテンシャルの高い方ですし、十分すぎるほど勉強もできました。ただ、決定的に足りないものがありました」


それはなに?
私が首をかしげると彼は続ける。
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