溺甘スイートルーム~ホテル御曹司の独占愛~
「ありがとうございます。西條さんが代わりに助けてくださいました。大成さんの恋人役を頼まれたんですよね」
大成さん、話したの?
戸惑いながらコクンと頷くと、彼は続ける。
「久しぶりに見ました。大成さんの笑顔」
「笑顔?」
「はい。あんなことをやらかしたくせに、西條さんのことを話すときは表情が柔らかくて……。あなたは救世主かもしれない」
彼は口角を上げる。
「は?」
私が救世主?
「パーティのときは、もうこれで大成さんがアルカンシエルを継ぐことはないと覚悟しましたが、西條さんがいてくだされば、また這い上がってくる気がします。大成さんは上に立つべき人です」
「私、なにもしてませんし、これからも——」
『なにもできません』と言おうとしたのに遮られる。
「あの大成さんが笑ったんですよ」
「はぁ……」
そんなに笑わない人だったの? 私の前ではいっぱい笑顔も見せてくれたよ?
大成さん、話したの?
戸惑いながらコクンと頷くと、彼は続ける。
「久しぶりに見ました。大成さんの笑顔」
「笑顔?」
「はい。あんなことをやらかしたくせに、西條さんのことを話すときは表情が柔らかくて……。あなたは救世主かもしれない」
彼は口角を上げる。
「は?」
私が救世主?
「パーティのときは、もうこれで大成さんがアルカンシエルを継ぐことはないと覚悟しましたが、西條さんがいてくだされば、また這い上がってくる気がします。大成さんは上に立つべき人です」
「私、なにもしてませんし、これからも——」
『なにもできません』と言おうとしたのに遮られる。
「あの大成さんが笑ったんですよ」
「はぁ……」
そんなに笑わない人だったの? 私の前ではいっぱい笑顔も見せてくれたよ?