溺甘スイートルーム~ホテル御曹司の独占愛~
「じ、自分で食べますって!」

「いいから。ほら、早く」


拒否したのに押し切られ、仕方なく口を開けると、口の中にオムライスを入れられた。


「どう?」

「おいしいです」


声が小さくなってしまう。
なに、この恋人が戯れている感じは。
恥ずかしさのあまり、黙ってもぐもぐしていると、再び彼が口を開く。


「まだ食べさせたほうがいい?」

「も、もう十分です!」


これ以上されたら、息ができない。
慌ててパクパクと食べ始めると、彼が「ははっ」と声を上げて笑っていた。

すっかり全部平らげてしまうと、やっぱり片付けが苦手らしい彼は、キッチンのシンクに突っ込んである洗い物を見て顔をしかめている。


「これくらいすぐに終わりますから、座っててください」


私が洗剤を手にしながら言うと、彼は横にやってきた。


「俺もやるよ」

「いいですよ? テレビでも見ててください」
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