溺甘スイートルーム~ホテル御曹司の独占愛~
彼は私の耳元で囁き、あっという間に唇を重ねる。
舌を絡めての濃厚なキスに腰が砕けそうになった頃、ようやく解放してもらえた。

と思ったのもつかの間。大成さんは軽々と私を抱き上げ、寝室に向かう。


「た、大成さん?」

「これはお仕置きだから。今日は我慢しない」


それって……。


「あっ、待って……」

「ダメ。澪の言うことは聞かない。お前は俺だけを見ていればいいのに」


私をベッドに下ろし、首筋にキスを落とした彼は、一度離れて私をじっと見つめる。


「見て、ます。大成さんのことだけ」


顔が火照るのを感じながらそう口にした。
だって、もう私は大成さんのことしか目に入らないんだもの。

すると彼は、大きく目を見開き、再び口を開く。


「本当、か?」


私がコクンと頷くと、彼はふと口元を緩める。


「ダメだ。こんなに煽られたら、やっぱり我慢できない」


私がいつ煽ったの?
私が唖然としていると、「覚悟して」とつぶやいた大成さんは、再び首筋に顔をうずめる。
< 217 / 363 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop