溺甘スイートルーム~ホテル御曹司の独占愛~
「はー、お前を抱けるのがうれしくて、止まれない」


彼は耳元で囁き、私を強く抱きしめる。


「止まらないで」


私をあなたのものにして——。
彼の背中を強く抱きしめながら言うと、「まったく、澪は」と呆れ声。


「もう知らないぞ。俺に火をつけたのは澪だからな」


大成さんはそう言いながら、私の髪を優しく撫でた。


「あぁっ……大成さん……」


彼が腰を打ち付けてくるたび意識が飛びそうになり、必死に彼の名前を呼ぶと、彼は優しく抱きしめてくれる。

初めてで痛いからなのか、彼に抱かれてうれしいからなのか、よくわからない涙がこぼれていく。
すると彼は、大きな手でそれを拭い取り、私の瞼にキスをする。


「澪は俺だけのものだ。ずっと俺だけの」


彼は少し苦しげな顔をしてそう吐き出し、やがて果てた。


「澪。平気?」


彼の腕の中で呼吸を荒らげていると、彼は私の顔を覗き込む。


「イヤ。見ないで」


でも、真っ赤な顔を見られるのが恥ずかしくてたまらない。
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