溺甘スイートルーム~ホテル御曹司の独占愛~
「見ないでって……あはは。今さらだろ」


それはそうだけど……恥ずかしいものは恥ずかしいの!


「ま、いいや。かわいい澪も、色っぽい澪も、全部見たし」


大成さんは私を困らせるようなことを言って、腕の中に閉じ込める。


「これなら見えないだろ。朝までこのまま抱きしめててもいい?」


もう体力の限界でフラフラだった私は、コクンとうなずき、深い眠りに落ちていった。


「好きだよ、澪」


そんな声が聞こえた気もしたけれど、それが夢なのか現実なのか確かめる気力すらなかった。



大成さんは、さらに清掃の腕を上げた。もともと力があるからベッドメイキングも難なくこなし、最初はシワが寄りがちだったシーツもビシッと仕上がるようになった。


「たい……八坂さん、すごいですね」


仕事中は『八坂さん』と呼ぶようにしているが、つい『大成さん』と言いそうになる。


「西條さんのほうがきれいです」
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