溺甘スイートルーム~ホテル御曹司の独占愛~
「でも、その会議が終わったら、無理やり帰らせるから、夕飯、食えそうなものを作ってあげてくれないか?」


そんなのお安い御用だ。


「もちろんですよ。だけど、中野さんって彼女いないのかな?」


ふと、こんなときに頼れる彼女がいないのかな?なんて考えてしまった。

だって、中野さんもなかなかいい男だし、社長の第一秘書をしているくらいだから、仕事の面でも優秀な人なはずだ。
それに、大成さんとケンカばかりしているけれど、本当はとびきり心の温かい人。
そんな人なら、モテてもおかしくはない。


「あー……いたような」


大成さんはなぜか言葉を濁す。


「いるなら、彼女に看病をお願いしたほうが……」

「うん。でも今は無理なんだ」


どういうことだろう?
彼がはっきりと言わないので、聞いてはいけない話なのかもしれないと思い、「わかりました」とだけ返事をした。


その部屋が終わると、すぐに次に向かう。
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