溺甘スイートルーム~ホテル御曹司の独占愛~
私はなにがあっても大成さんを愛し続ける。

私がここで恥をかけば千代子さんが満足するならそれでもかまわない。
でも、私から彼をあきらめるという選択だけはない。
大成さんはどうしても譲れない。


「なに、よ。お高くとまっちゃって!」


千代子さんは顔を真っ赤にして怒っている。


「千代子さん、せっかくの誕生日にそんな怖い顔をされては台無しですよ」


間髪入れず大成さんが口を挟む。すると彼女は目を逸らした。


「とんでもない賭けをしようとする人を好きになれと言われても難しい」


大成さんが続けて放った言葉に、彼女はあきらかに動揺している。


「俺はなにがあっても澪が好きです。それと……澪は俺が守る」


きっぱりと言ってくれた大成さんに胸が熱くなる。
彼は柔和な笑みを浮かべているのに、声は鋭い。

千代子さんは唇を噛みしめると、くるっと振り向き、行ってしまった。
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