溺甘スイートルーム~ホテル御曹司の独占愛~
心を込めての演奏が伝わったんだ。
そのあともしばらく拍手が鳴りやまず、私は何度も頭を下げ続けた。
そうしているうちに、隣に大成さんがやってきた。
「澪。感動したよ。ありがとう」
彼の言葉に心が満たされていく。
私の気持ちが届いたのならうれしい。
小さくうなずくと、彼は私の腰を抱く。
大勢の前で私たちの関係を誇示しているかのような行為に、戸惑ってしまう。
それなのに彼は、口元に笑みを浮かべる余裕っぷり。
大成さんが私と一緒にこの先を歩くことになんのためらいもないのだと感じられて、うれしかった。
でも、千代子さんが私を強い視線でにらみつけているのに気がついて、ドキッとしてしまう。
彼女はなにやら切羽詰まったような表情を浮かべ、口を開いた。
「西條さんは、両親が離婚され、そのあと随分苦しい生活を送ってきたんです。しかもお父さまは会社の経営に失敗されて多額の借金を苦に自殺なさっている」
「えっ……」
そのあともしばらく拍手が鳴りやまず、私は何度も頭を下げ続けた。
そうしているうちに、隣に大成さんがやってきた。
「澪。感動したよ。ありがとう」
彼の言葉に心が満たされていく。
私の気持ちが届いたのならうれしい。
小さくうなずくと、彼は私の腰を抱く。
大勢の前で私たちの関係を誇示しているかのような行為に、戸惑ってしまう。
それなのに彼は、口元に笑みを浮かべる余裕っぷり。
大成さんが私と一緒にこの先を歩くことになんのためらいもないのだと感じられて、うれしかった。
でも、千代子さんが私を強い視線でにらみつけているのに気がついて、ドキッとしてしまう。
彼女はなにやら切羽詰まったような表情を浮かべ、口を開いた。
「西條さんは、両親が離婚され、そのあと随分苦しい生活を送ってきたんです。しかもお父さまは会社の経営に失敗されて多額の借金を苦に自殺なさっている」
「えっ……」