【完】『空を翔べないカナリアは』
以下、余談になる。
こうしてみずからの家族を、美優と貴慶は持った訳であるが、
「大丈夫かなぁ」
と体重が少ないことを美優は心配していたが、
「まぁ小さく産んで大きく育てるってのもあるからやね、心配は要らん」
と、貴慶はどこか楽天的に見ていたようである。
命名も「美咲」と名付けた。
「美優の美を取ったで」
と貴慶は言い、子育てに美優が慣れてくると、
「キラキラな名前でないから、いじめられることはないかも」
と、そういった安堵も美優は見せていた。