【完】『空を翔べないカナリアは』

やがて。

美咲の誕生日が過ぎた。

美咲は貴慶の誕生日とは一日違いで、

「父娘で誕生日を一緒に祝うってのも、悪くはないわな」

あれほどまで、結婚や育児をセレブの道楽と罵倒していたはずの貴慶はすっかり鳴りを潜め、

「美咲が彼氏を連れて来たときに備えて、何か武芸でも習おうかな」

などと、すっかり親馬鹿を発揮するパパとなっていた。



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