【完】『空を翔べないカナリアは』

特に美咲を保育園に入れてからは、

「なんぼ小さいとは言うても意識は多分、レディなんやろな」

と貴慶は、少しだけ寂しさも抱えていたらしい。

そういうときに美優は、

「まるで美咲が彼女みたい」

と、それまで見たこともなかった貴慶の少し子供じみた側面を見て、ふふっ、と軽く笑顔を浮かべた。



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